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ベトナム情報2021-02-09

コロナ禍におけるベトナム入国レポート

新型コロナウイルスについて、まだまだ予断が許さない状況が続いていますが、日本からベトナムへの移動は昨年より通常のフライトはすべて欠航が続いており、特別に認められた場合に限り特別便での渡航が可能な状況となっています。
私たちも、制限が緩和されないか動静を見守ってましたが、あまり悠長なことも言っていらないということで、この度代表の阿部がベトナム政府の許可を取得して、渡航をいたしました。
今後渡航される方々の参考になるかもしれませんので、ここにレポートを掲載してみたいと思います。

<事前準備>
余裕を見て、2ヶ月くらい前から各種の手続きに取り掛かると安心です。今回はホーチミンからの入国でしたので、ホーチミン市人民委員会の許可、入国管理局の許可、この辺りを現地招聘企業と連携して取得する必要があります。
当然ベトナム語での手続きばかりなので、専門の代理店にサポートしてもらうのも良いと思います。
入国制限の情報は、在ベトナム日本大使館のHPが一番正確なようです(在日ベトナム大使館からもそちらを確認するよう言われました)。日々情報がアップデートされているので、渡航をお考えの場合には定期的にチェックしておくことをお勧め致します。

ベトナムへの入国を希望する皆さまへ|在ベトナム日本大使館

現地では2週間ホテルで隔離されるのですが、ホテルの予約は混んでいるようです。これも早めの手配が必要です。
※ハノイでは隔離期間が3週間に延長されたようです。

<入国1週間前>
ベトナム入国時には、COVID-19の陰性証明書が求められます。指定された医療機関を探してPCR検査を受けておく必要があります。ベトナムの場合は、鼻咽頭ぬぐい液方式でのRT-PCRかLAMP法での検査です。唾液ではNGです。
現在は入国3-5日前に発行された(何故か検査日ではなく、発行日です)証明書が必要とされています。証明書の雛形が在ベトナム日本大使館のHPからダウンロードできます。

ホテルでの隔離生活に備えて、必要な生活必需品をこの時期には用意しておく必要があります。
今回滞在中のIBIS SAIGON AIRPORTホテルでは、石鹸はあるもののシャンプー・リンスがありません。掃除も自分でしないといけないので、ゴミ袋や簡単な除菌シートなどもあると便利です。
また、備え付けの椅子が木製で長時間座っていると辛いです。部屋からは一歩も出られないので、できるだけストレスなく過ごすため、好みのクッションがあれば持って行くのも良いかもしれません。

<フライト~いざ入国>
入国前24時間以内に、指定のオンラインでの医療申告が必要です。搭乗前までに必ず済ませましょう。詳細はやはり先の在ベトナム日本大使館のHPに記載されています。

空港到着後 先の医療申告結果のQRコード、陰性証明書、パスポート、航空券を提出。QRコードが記載された紙を渡されます。
がらんとしたイミグレを、待ちブースを3つ変更しながら紙のビザ発給証明と、航空券、先ほどのQRが印刷された紙をパスポートと一緒に提出し入国です。空港内の全職員が防護服で全身を包まれています。この辺りは出国時の日本と比べて、温度差を感じます。漂っている緊張感が違う気がします。普段のタンソンニャット国際空港の賑わいが嘘のような静けさとピリッとした空気です。
持ち込み荷物の申告を行い、預け荷物を受け取ります。荷物は消毒されており、濡れています。次亜塩素酸水で荷物はすべて殺菌されます。高級な鞄の持ち込みはおすすめしません。

ホテルの予約確認書などをチェックされた後、防護服(!)を着て裏口から出ます。事前に手配をした(これも入国前の必須事項です)、ホテルまでの専用送迎車を待ちます。かなり待たされている人もいましたが、SACO TRAVELの手配車はとてもスムーズでした。荷物の上げ下ろしは基本自分で行いますが、少しは手伝ってもらえます。

防護服で車に乗り込み、ホテルへ向かいます。ホテルへ到着すると、またも全身&荷物すべてを消毒されます。
部屋に入るまで防護服です。チェックインを済ませ、鍵とサンドイッチを受け取り、荷物はカートを借りて自分で運びます。廊下等もすべてシートで防護されています。これで長かった1日目がやっと終了です。

長くなりましたが、ベトナムの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。まだまだ大変な日々が続きますが、農家、工場、そしてお客様と一丸になって、何とか乗り切っていきたいと思います。